スクリーン越しに彼を見た
KAT-TUNがまだ6人だった頃、まだKAT-TUNに興味の薄かった姉がよく言っていた言葉があった
「あんた、赤西に甘いよね」
入りこそ「ごくせん2」(の再放送)ではあったが、私はKAT-TUNを好きになったかなり早い段階から上田竜也氏にギャーギャー言ってきた
それを真横で見ながらも、姉がこの言葉を言ったのは一度ではない
まあ、KAT-TUNというグループを好きになったようなものだから…とも思ったが
同様に他のメンバーの名前を出された覚えはない
甘いってどういうこと?
特に深くは考えないまま時は立ち、今に至る
まあ、そんな話はどうでもいい
先日、その赤西氏が今年のライブツアーファイナル的スペシャルで幕張メッセでライブを行った
私がフォローしている方々にもツアー各地を回られたり、地元公演だから行ったよ!なんて方が複数見られて
楽しそうだなー
赤西氏すげーなー
なんて思っていたのだが
酒がどーたら、ラジオが何たら、といれたいむ?ほわぁっつ!?
な私には遠い世界の話だと思ってたし、実際チケットはほぼほぼ完売でいけそうにもなかった
風の噂にはとんとうといが、Twitterってすごいよね
「赤西、ライブビューイングするってよ」
すぐに手にした情報だけれども
行くべきか行かざるべきか
迷っている間に仕事に頭を持っていかれ…
迎えた当日の朝
私のTLにダフ屋がいた(語弊)
ご本人様には本当に心から申し訳ないと思っているのだが、一目見た瞬間、あ、ダフ屋、って思ったよね!
実際は公式サイト載っけてくれてただけなんだけれどもね!
チケットあるよ~、って読めたんだよ
いや、本当に申し訳ないし感謝もしておりますゆえ
で、その日のお仕事が17時までだったんだよ
いっつも18時なのに!
そんなの行くべきじゃん?
って思って気がついた
楽曲知らない……
当初のシングルまでは買ってたけど、あ、前回も買ってない
あれ、いくらライブビューイングでもこれはおいてかれるヤツ?
でも、もう気分は行く方に流れてて…
これは現場を選んだらなんとかなるのでは?
そうだ!
ライブビューイングがどんなものか良く知らないが、大騒ぎしなさそうな現場を選べばいい!
幸い交通には不便しないのだから、前出のダフ屋(失礼)ツイートにあったサイトへ速攻でとんだ
私の悪い癖、前置き長くて自分が途中で飽きること
というわけで、日本橋で見てきました
中央の座席は朝確認した時点で真っ黒、まあ、当たり前なので、通路挟んで2人掛けの後ろの方でのんびり楽しもうとチケット購入し、サイリウムは持たずに入場
すでに人は入っていて、私の周り前後も誰もいないから買ったのに前には男性お一人様、斜め後ろは女性お一人様
会場内にはずっと曲がかかっていて、曲名も知らずにすでに好き、あ、これもいいってなるよね
何となく定刻には始まらない予感と気配があったけど、このいい椅子にもたれて曲聴くのって凄く良かった。リッチな気分。大分チョロい
スクリーンに会場内の様子が映ったら、それまでのんびりしてた空気がさわっって動いた、あれ戦闘態勢だと思ったのだけども、日本橋のお客さんはおとなしかったよ
冒頭の映像
会場内の映像じゃなくて、映像そのものを流してくれてて
あのクオリティのショートフィルム創れるなら、映画とってほしいなーなんて
セリフのない
音楽もない
光と人と機械音
それであんなに成立するんだね
生まれるのか
造られるのか
変えられるのか
棄てられるのか
壊されるのか
前情報無さすぎる私には判断つかなかったけれども
無機質にみえてどこまでも有機物
映像の全てを覚えてないから何とも説明出来ないけれども、それにぞくっとしたのは覚えてる
そして、やっぱり赤西氏の歌はいいなー
前情報ないし、英語なんて中学校の頭しかないけど
音の流れが気持ち良くて
早めのテンポでクラップすることなんて私の数少ないライブ経験上なかったからそれだけでテンションあがったし
実際はとてもシンプルなセットだろうに、あの映像の使い方は鳥肌もの
踊れば緩やかなのに鋭くて、軽いのに存在感抜群で
ただね、
あれはない
あの日本語の不自由さ
私ですら心配になるレベルだよ、ファンの皆様大変だなおい!
噛むのなんか朝飯前
する、されるは曖昧だし
なんだよ?バナナは柑橘系ですか?って
おしっこ行ってくるね?!
楽しそうで何よりですよ
あーあかにしじんだー、って思いました
日本語は本当に心配だけど
後ろ向いて歌っていい?
いいわけないだろ!
お客さんにお尻向けるのはアイドルが一番やっちゃいけないことなんだよ!
5月に亀梨くんが言ってたぞ!
ポールダンス素晴らしかったから、結果後ろ向き正解!って思ったけども!
箱の中で音と映像とリンクするあの曲はすばらしかったし、緑のレーザーがリズムに併せて上下するあれめっちゃ好き!
チューチューも楽しそうで良かったけど
日本橋のお客さん本当に大人しくて、サイリウム持ってるのも私のとこからは2人くらいしか見えなくて
「へいわっつぁっぷ?」に全力「へーい!」したかったなー
あのテンポの早いクラップしたかったなー
何よりKAT-TUNぶりに見た赤西仁が、
サングラスで武装しないで、
自由に音を纏って、
リズムと光を操って、
拙い日本語と流暢な英語で楽しそうに語って
幸せな現場だな、と感じました
そして、単純に私は赤西氏に甘いのではなく
赤西氏のファンなのだろうと思いました
数日後
私の手元には
Audio Fashion
素敵なCDです
DVDお待ちしてます。