良い加減にいい加減

簡単なことをめんどくさく云う

あの日聞けなかった言葉が、ずっと気になっていた

自分の気持ちを落ち着けるタメだけのしょうもない、ただのしみったれた話になりますのでご承知おき願います。













田口淳之介KAT-TUNからいなくなる

その衝撃はとても大きくて、正直、今も動揺している気がする

気がするって言うのは、その言葉を聞く前の状態を全く思い出せないから

楽しみにしていたテレビ番組で
真っ赤ーー!お揃いー、カッコいいーー!
となったテンションからのまさかの言葉

聞いた当初よりはもちろん落ちついてきているのだけれども、感情のジェットコースターっぷりが烈しすぎて
しかも、ない頭ながらに考えてしまっては新しい感情の波が押し寄せて

(感情の)波はジェットコースター
そのとおりだよ、kinkiさん、流石KAT-TUNの親

とか、しょうもないことしか巡らない




ああいった番組で、本ステージに呼ばれる前の紹介ジャンクションは多くのアーティストが笑顔で、ちょっと緊急しながらおどけてみせたり、本ステージにむけてメッセージを送ったり

KAT-TUNこの前の特番では穿いてたじゃん、安心してたのに…

ボケたがりのカッコつけなKAT-TUNが何もせず、ただ揃いのコートで立っている姿の美しさにテンション上がって
でも、KAT-TUNのテンションが上がってないようにみえて

司会の翔君の呼びかけから、他とは違う緊張感があって

田口がマイクを持って話し出す

「ご報告があります。僕、田口淳之介は」

瞬間的に、ああ、みんなの田口淳之介じゃなくなっちゃうのかな?特定の誰かの田口淳之介になっちゃうのかな
多分、多くの人の頭をよぎった想像だと思います

でも、同時に「AKBの卒業発表みたいな話し出しだなー」って
あのワンフレーズ、田口が内容を口にする前におもったんだよ
多分、今上田さんが舞台であっちゃんと共演してるからかな?

そのあとに続いた言葉は衝撃すぎて、現場の番協の悲鳴がやけに耳に残って
目は確かに開いていて、テレビ画面をみているのに
冷えていく手足と、息苦しさと、早鐘打ち出す心臓と

意味が分からない

彼は何を話しているの?
異国の言葉でも操りだしたの?

理解する事をいくら拒否しても、刻一刻時はすすみ

やっぱり、亀がコメントを求められて

震える手、こわばった顔、固い声
申し訳ないけれど内容は半分も入ってこなかった

ただ、
また
またしても、亀が辛い役目を
もう見たくないなーと思った姿を



パフォーマンスは上滑りで、
いつもどおりではないことしかわからないまま
気がついたらチャンネルをかえていた

Twitterひらいたら、そりゃそーだ、だった
何故かそこで、今見たものが現実なんだと思った
早速ネットニュースになり、憶測が、感情が溢れるTL
たくさんの人の動揺が、ただ現実だった


せっかくの曲だったのに、覚えていない…
残り少ない田口のいるKAT-TUNを見ていない…

メドレーが後半だったのは、私に取っては救いだった
一時間かかって我に返った


あー、つらい
メドレー見るか


当時の私だ

突然始まったカウントダウン
突然決まったタイムリミット

メドレーでいつもどおりにパフォーマンス出来ているのは田口だけ
それが衝撃だった
とあるフォーメーションに心が冷えた

ああ、みてらんないな
でも、目をそらせない


一息ついて、深夜録画を見直した。

まっすぐな目で話す田口
震える亀
視線の定まらない中丸
歯を食いしばる上田さん

ああ、こんな時にも、こんなに震えながら亀は気を配っている
酷く弱っているような姿で頭を下げる3人の横で
まっすぐに前を見る田口は決意に満ちていて、力強くさえ見えて



たくさんの声を振り切るって、決めてしまったんだね

でもあんなの、KAT-TUNのパフォーマンスじゃないよ…

歌えない亀
踊れない中丸
機械のような上田さん

いつもどおりの田口




5月のあの日のあの涙


あれはもう、戻ってくることのない場所へのお別れだったのか?


「皆さん楽しかったですか?」

聞いてくれたね


「俺も楽しかった!」



言ってくれなかったね




東京ドームから始まる2015年、どんな景色の中にあったんだろう
迎える10周年、初めての周年記念だったのに

なんで?
なにが?
どうしても?
もう覆ることがないことしかわからないよ




色んな感情は時々に顔をかえて現れるけれど、
怒り
悲しみ
落胆
苦しみ
たくさん表す言葉はあるはずだけど




田口くん


さみしいよ